英語を話せる人が周りにいなくても、独学で英会話を上達させる秘訣

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Q. 英会話にはずっと興味があり学びたいと思っています。しかし、周りは日本語のみの環境で、英語を話す人がいません。そんな環境でも、独学で英会話を上達させる方法はあるのでしょうか?

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A. 英会話に興味があっても、日本に住んでいると全てが日本語で足りてしまいますよね。日本に来る外国人が増えてきたとはいっても、まだまだ日常では出会わないという人も多いと思います。そんな環境でも、英会話を上達させることは可能です。学習方法の秘訣がいくつかあるのでご紹介しましょう。

 ■英語に触れる機会を増やす

語学というものは、毎日繰り返し触れることで上達していきます。一度聴いたり読んだりしただけでは忘れてしまうので、とにかく触れる機会を増やすことを考えましょう。そのためには、興味のある題材を選ぶことが大切です。

 「英語に触れる」というと、何か海外のことに興味を持たなければならないのではないかと思いがちですが、必ずしもそうではありません。私たちは一日の間にニュースサイトなどで様々なニュースを目にします。

 例えば「イチローがヒット記録を更新!」「岩隈が完封勝利!」「錦織圭、惜しくもジョコビッチに敗れる」など、海外で活躍する日本人のニュースは毎日目にするのではないでしょうか。このようなニュースを目にした時、英語ではどのように報道されているのか調べる習慣をつけるだけで、毎日英語に触れることが可能です。

■英語報道をどうやって探すか

 上記の錦織圭選手の例でしたら、プロテニスプレーヤーはATPワールドツアーに参加しているので、ATPworldtour.comという公式サイトをチェックしてみます。

 公式サイトでは、錦織選手のプロフィールだけでなく、対戦相手のプロフィール、直近の試合のハイライト映像などを見ることができます。Twitterマークをクリックすれば、錦織選手のツイッターでの発言を読むことができます。錦織選手は基本的に英語でツイートしているので、ツイッターで発言を読むだけで、毎日生きた英語に触れることができます。

 公式ページ、ツイッターだけでなく、ニュースサイトも合わせて読めば、多角的に一つのニュースについて知ることができます。イギリスのBBS放送のテニスコーナーを読む、YouTubeでインタビュー映像を見るなど、「読む」「聞く」を組み合わせながら一つのニュースを追うことで、興味のある分野からボキャブラリーや表現力を学ぶことが可能です。

■どんどん掘り下げる 

錦織選手の例で興味の幅を広げてみると、「相手選手はどんな人だろう?」「テニスの歴史はそもそもどんなものだったのだろう?」「海外のテニスのチケットはどうすれば手に入れられるのだろう?」そんな考えも浮かびます。

 YouTubeで相手選手のインタビューを見ると、選手それぞれが育った国のアクセントで英語を話していることがわかります。Wikipediaの英語版でテニスの歴史を読んでみると、150年の歴史があることがわかります。テニスの試合の公式サイトからチケットコーナーを見てみると、実際の空席状況がわかり、行ってみたくなります。

 このように、一つのニュースから派生して、興味を持ったことや疑問に思ったことを色んな方向から調べる習慣をつけるだけで、楽しみながら英会話力を上達させることができます。